とうもろこし栽培日記

バルコニーでとうもろこしを育てています。

とうもろこしの根腐れ ピシウム菌やフザリウム菌による苗立枯病か?

苗立枯病

とうもろこしの根腐れはピシウム菌やフザリウム菌による苗立枯病か?


成長が止まってしまったとうもろこし。根の状態を確認すると根腐れしていました。
ついこの前の植替え失敗時と同様に根腐れを起こしています。 

 

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根腐れの原因を、植替えによるものと思っていましたが、植替えしなくても同じ症状が出ていて、インゲン豆の成長も停滞しているので、どうもプランターの土に原因があるようです。
 

土壌のカビ

調べてみるとピシウム菌かフザリウム菌というカビ菌による苗立枯病の症状と一致しました。
全ての鉢でカビ菌による病気の症状が出ています。おそらく去年使用した土にカビ菌が潜伏していたのでしょう。 


原因が分かったので対策方法を調べてみました。土壌のカビ菌を除去する方法は2つ。
 
1、熱でカビ菌を除去する。
2、カビ菌を除去する菌を入れる。
 
1の場合、他の有益な菌まで除去してしまいます。よって2の菌を入れる方法でカビ菌を除去したいと思います。
 

ぼかし肥料

 土壌に有益な菌を入れるには、ぼかし肥料を使用するようです。

http://www2.tokai.or.jp/shida/FarmAssist/bokasi/bokasi.htm

商品化されているものは何が入っているのかよくわからないし、農家の方の作成方法が幾つか公開されているので自作する事にします。

使用する有機肥料は米ぬかをベースに油かすやカニ殻、魚粉、枯葉など様々で、種菌を入れるための材料は納豆や天恵緑汁、発酵方法は好気発酵と嫌気発酵があります。秋まき野菜の種を植えるまでにプランター家庭栽培に適したぼかし肥料の材料と作り方を調べて自作する事にします。

 

藁振り

発芽した芽が2、3センチ伸びたら、間引きしてとうもろこしの藁を振る。この藁は去年育てたとうもろこしのもの。藁と一緒に鶏糞も撒きます。

 

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藁振りのメリットは、藁が土に還る事でリン酸やカリウムを土に入れる(効果があると言われている)。土の乾燥を防ぐ。鳥や害虫対策です。


藁を撒くと藁の香ばしいような香りがバルコニーに広がりました。私にとってはいい香りですが虫にとっては敬遠したくなる香りのようです。


藁振りは福岡正信先生の自然農法から引用させて頂いていますが、福岡先生の場合米と麦の栽培なのでとうもろこしではないものの、同じイネ科のとうもろこしなら通用するのではという思いですが、それをプランターでやる訳なので駄目で元々期待せずに経過を観察します。


※余談


藁と鶏糞の他に、福岡先生の自然農法ではクローバーを使用します。クローバーはマメ科の植物なので窒素固定します。クローバーと藁と鶏糞を組み合わせて使用することで化成肥料含まれる栄養素(窒素・リン酸・カリ)を土に入れられるようです。


クローバーの他、水田ではサヤミドロという藻で窒素を入れる方法があるようです。サヤミドロは藻で、無肥料・無農薬・不耕起・深水管理をする水田に生育し窒素固定と、光合成をする事で酸素を供給します。サヤミドロが生育する水田ではメダカやドジョウが生息するそうです。


いずれ米も育ててみたいものです。

植え替えによるとうもろこしの死と2度目の発芽

植え替え後、萎びてしまったとうもろこしの根の張り具合を確認してみると、全く根を張っていなかった。

 

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植え替え時に2.3cmほど伸びていたはずの根が無くなってしまったように見える。腐ってしまったのか理由は不明だが、植え替えのダメージによるものだろう。この状態で成長するとは考えられない。


まだ6月だから今から種を蒔いても収穫はできるだろう。萎びたとうもろこしを全て引き抜き新たに種を植えた。


種を植えてから9日後、いくつか発芽した。

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※葉をつけて伸びているのはインゲン豆

 

【播種から15日】インゲン豆の栽培

とうもろこしとマメ科の植物を一緒に植えるメリットの恩恵を受けようと、


過去記事(【窒素循環(窒素固定)】豆ととうもろこしを一緒に植えるメリットをまとめてみる。)
http://mittsu066.hatenadiary.jp/entry/2018/06/16/112026


プランターで育てているとうもろこしの間にインゲン豆を植えていますが、そのインゲン豆がいい感じに育っています。


播種から1週間後

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現在(播種から15日)

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そろそろ間引きするタイミングですが、インゲン豆よりも植え替えてから成長が止まってしまったとうもろこしが気がかりです。とうもろこしは植え替えしたらダメだと言うからもうダメなのかも。。去年は植え替えても育ったのに。セオリーは守るべきですね。

【窒素循環(窒素固定)】豆ととうもろこしを一緒に植えるメリットをまとめてみる。

とうもろこしとマメ科の植物を一緒に植えると、マメ科の植物がとうもろこしに必要な窒素を補ってくれる。というのを何かの本で読んだ事がある。

植物の成長に必要と言われる窒素。化成肥料にも入っている。

マメ科の植物は窒素固定をする。その窒素が循環することを窒素循環というようだが、窒素循環や窒素固定について調べても詳しく書かれたものばかりで簡潔にまとめられたものを探せなかったので私なりにとうもろこしと豆に例えてまとめてみた。

 

窒素循環とは

 
①窒素の吸収

豆が大気中の窒素を吸収する。


②窒素→硝酸塩

豆が根に持つ根粒菌で窒素を硝酸塩に変える。


③硝酸塩→アミノ酸・タンパク質

とうもろこしは豆が作った硝酸塩と光合成により生成した炭水化物からアミノ酸やタンパク質を合成する。


※窒素固定とは①と②こ事を指す。

 

その他メモ

 
動物の排泄物

鶏糞を撒くのも結局は硝酸塩を土に入れるためのようだ。

鶏糞や牛糞を撒くのは、排泄物が分解されてアンモニアになり土壌内の亜硝酸菌がアンモニア亜硝酸塩に変化させ、硝酸菌が亜硝酸塩を硝酸塩に変化させる。という事らしい。

 

とうもろこしと豆、相互のメリット

畑にとうもろこしと豆を一緒に植えると相互にメリットがあると言われるがその理由は豆の窒素固定と、豆のつるがとうもろこしの茎にからみつく事で支柱の代わりになる。それにとうもろこしと豆を一緒に食べる事で栄養バランスのメリットもあるようだ。

 

古くはメソアメリカから伝わる農法であるミルパや、現代のアメリカではスリーシスターズという農法でもとうもろこしと豆は取り入れられていて、歴史ある組み合わせと言える。

 

※参考にさせて頂いたサイト


窒素循環
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/窒素循環


硝酸塩について
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/syosanen/about/index.html

 

ミルパについて

http://agroecology.typepad.jp/blog/2010/04/メキシコの伝統農法ミルパソラール.html

https://viaorganica.org/la-milpa-del-buen-comer/

 

 

【パクチーの栽培】土作り・播種・水やり・発芽

○播種前の準備
パクチー栽培に使う土はとうもろこしの栽培用に作ったものを使用する。この土は、去年使用した土に水はけの良い粒状培養土に化成肥料と鶏糞、有機石灰を混ぜたもの。

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パクチーの発芽率は60%と他の野菜より低め。
パクチーは発芽率を上げる為に植える前に以下の2点を行うとよいと言われている。


1、種を割る
2、一晩水に浸ける


※私は1の種割りはしたが、2の水に浸けるはやらなかった。(水に浸けると発芽率が良くなることを播種してから知った)


○播種
プランターに入れた土の上に種をばら撒く。


○水やり
播種前に一晩水に浸けなかった事もあり、水はたっぷり与えた。発芽するまで毎日水やりを行う。

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○発芽
1週間後いくつか芽が出た。

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【播種から14日】とうもろこしの追肥と植え替えに挑戦。

種を植えてから2週間後、草丈が20cm〜30cmほどに伸びたので植え替え(間引き)と追肥をします。

 

植え替え・追肥

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○発芽について


発芽率はおよそ90%で、去年購入した種を使用したにも関わらず去年とほぼ変わらない数値。


芽が出るまでの期間は、種によってバラバラで7日ほど開きがあった。去年に比べて個体差が出た。

 

○植え替えと追肥

 

本来とうもろこしの間引きはハサミで根元から切る方法ですが、間引きの度に罪悪感ともったいないと感じてるので間引きするものを他のへ移動させます。とうもろこしは根にダメージを与えてしまうと育たなくなるようで掘り返して植え替えるという事はしないようですが、去年追肥が遅れたわりにそこそこ育っていたので今年は追肥しての挑戦です。

 

追肥

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追肥は化成肥料と鶏糞を適量。(最初に土作りをした時の分量を目安に目分量で。)

 

植え替え
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これからは2週間おきに追肥をします。

とうもろこしは追肥のほかに日当たりも重要なので、バルコニーでは特に日当たりに注意します。

 

※参考にさせて頂いたサイト


暇人主婦の家庭菜園
https://plaza.rakuten.co.jp/negishinouen/