【窒素循環(窒素固定)】豆ととうもろこしを一緒に植えるメリットをまとめてみる。
とうもろこしとマメ科の植物を一緒に植えると、マメ科の植物がとうもろこしに必要な窒素を補ってくれる。というのを何かの本で読んだ事がある。
植物の成長に必要と言われる窒素。化成肥料にも入っている。
マメ科の植物は窒素固定をする。その窒素が循環することを窒素循環というようだが、窒素循環や窒素固定について調べても詳しく書かれたものばかりで簡潔にまとめられたものを探せなかったので私なりにとうもろこしと豆に例えてまとめてみた。
窒素循環とは
①窒素の吸収
豆が大気中の窒素を吸収する。
②窒素→硝酸塩
豆が根に持つ根粒菌で窒素を硝酸塩に変える。
③硝酸塩→アミノ酸・タンパク質
とうもろこしは豆が作った硝酸塩と光合成により生成した炭水化物からアミノ酸やタンパク質を合成する。
※窒素固定とは①と②こ事を指す。
その他メモ
動物の排泄物
鶏糞を撒くのも結局は硝酸塩を土に入れるためのようだ。
鶏糞や牛糞を撒くのは、排泄物が分解されてアンモニアになり土壌内の亜硝酸菌がアンモニアを亜硝酸塩に変化させ、硝酸菌が亜硝酸塩を硝酸塩に変化させる。という事らしい。
とうもろこしと豆、相互のメリット
畑にとうもろこしと豆を一緒に植えると相互にメリットがあると言われるがその理由は豆の窒素固定と、豆のつるがとうもろこしの茎にからみつく事で支柱の代わりになる。それにとうもろこしと豆を一緒に食べる事で栄養バランスのメリットもあるようだ。
古くはメソアメリカから伝わる農法であるミルパや、現代のアメリカではスリーシスターズという農法でもとうもろこしと豆は取り入れられていて、歴史ある組み合わせと言える。
※参考にさせて頂いたサイト
窒素循環
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/窒素循環
硝酸塩について
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/syosanen/about/index.html
ミルパについて
http://agroecology.typepad.jp/blog/2010/04/メキシコの伝統農法ミルパソラール.html
https://viaorganica.org/la-milpa-del-buen-comer/